コスモビューティーの軌跡と歩み:物資の乏しい戦後の時代に創めた、小さな商売がきっかけ

  • 創業者から受け継ぐもの
  • 創業当初
  • 50年代
  • 60年代
  • 70年代
  • 80年代
  • 90年代
  • 2000年代
  • 現代

創業者から受け継ぐもの

いつの時代も、お客様目線に立って創造することが全ての源である。

「お客様が要望するものを形にし、喜んでいただくこと」、
お客さまに満足していただける品質・サービスを提供すること」
今もなお品質方針の中にこの精神は受け継がれています。

木鹸化学工業所として創業

創業時の社名は木鹸(モクケン)化学工業所といいました。
その後、株式会社モクケンと改称。
社名は当時の主力商品であった”おがくずパウダー入りの石ケン” に由来しています。

当時のモクケン石鹸

【50年代】洗剤メーカーとして始動~常に効率化を考えて~

1949年昭和24年7月
初代社長 阿尾謙司が大阪市都島区でモクケン化学工業所として発足し、工業用特殊洗剤の製造販売に従事。
営業ルートは、車産業界へ。
創業当時、朝鮮戦争の影響で、軍需関連産業の鉄鋼業において、業務用石鹸は、非常に需要が高かったものの、既にライバル商品も多く、後発メーカーであった当社は、まだ発展途上にあった自動車産業界へ営業活動の主軸を置く選択をしました。
このことが、後に時代の流れを掴むきっかけとなります。

4321の秘密

改革と効率化

【60年代】時代のめまぐるしい変化に沿った改革

車社会の到来。高度成長期の波にのって、国内の企業や就業スタイルがめまぐるしく変化していった時代。車社会の到来が追い風となりました。

1965年昭和40年6月
大阪市城東区放出に製造部門を独立。
1969年昭和44年7月
大阪市都島区にモクケン化学工業株式会社を設立。

嬉しい悲鳴

新たな商材の開発

【70年代】システム化の時代。次世代企業を目指して

1974年昭和49年7月
東京都板橋区船渡に東京営業所を設立。

本格的に全国区に販売を開始。

東京進出

第一次・第二次オイルショックであらゆる物資が一時的に枯渇し、各社メーカーは原料調達すら困難な状況に。しかし、逆境にもめげず、製造規模を拡大し、次世代に次ぐ企業へと成長。

1976年昭和51年7月
大阪市城東区放出に第二工場を新築。

オイルショックを逆手に

本格的に多品目の開発に着手するため、研究所も設置し、新たな処方開発にも意欲的に取り組みました。

【80年代】化粧品製造業としての新たな一歩

1983年昭和58年1月
昭和57年12月代表取締役 社長 阿尾謙司死去に伴い、阿尾浩和が2代目代表取締役社長に就任。

これまでのモノ創り精神を引き継ぎ、新たな企業理念を掲げました。

経営理念 『社員が健康で楽しく働ける職場、
そして社会に貢献し、子々孫々に誇りたる会社』

1983年昭和58年11月
東京都板橋区大門に東京営業所を新築。
化粧品第1号の完成:アロエクリーム
コスモビューティー誕生の原点ともいえるこの出来事は、創業者の想いとともに、今後も語り継がれていくことになる事であろう。

1986年昭和61年1月
大阪市北区大淀にモクケン化学工業株式会社の化粧品部門が独立し、有限会社コスモビューティーを設立。
1989年平成元年6月
埼玉県比企郡小川町に東京営業所および関東工場として新築。

数年前に新築した東京営業所を売却してまで、立ち上げた新工場への想い、それは、「今後化粧品メーカーとして歩むこと」への挑戦でした。

【90年代】グローバルスタンダードを目指して。

1990年代に入り、めまぐるしい成長を遂げ、現在のコスモビューティーが形づいてきた時代。

1991年平成3年7月
有限会社コスモビューティーから株式会社コスモビューティーへ
法人組織変更。
1992年平成4年5月
大阪市此花区に本社および関西工場製造部統合の為、本社ビルを新築、移転。それに伴い、商号もモクケン化学工業株式会社から株式会社モクケンと変更。
1996年平成8年4月
株式会社モクケン ベトナム ホーチミン事業所開設。
1997年平成9年9月
ベトナム ホーチミンにヴィナコスモ株式会社を株式会社モクケンの100%出資で設立。

世界基準を目指して

1999年平成11年11月
大阪市此花区の株式会社モクケン(大阪市此花区)横にコスモビューティー本社工場を新築。

【2000年~】勇往邁進 更なる進化

2000年を迎え、更なる挑戦に備えて生産体制を拡張し、進化し続けます。

2001年平成13年10月
埼玉県比企郡滑川町に東京営業所および関東工場を新築移転。
2001年平成13年10月
株式会社 茂科 上海事務所開設。
2004年平成16年3月
中国 上海市に島屋通商国際貿易公司を設立。
2004年平成16年5月
東京営業所および関東工場第一期拡張。
2005年平成17年2月
山川義治が3代目代表取締役社長に就任。

中国進出

【現在】勇往邁進 更なる挑戦へ

お客様の要望にもっとフレキシブルに対応できる体制を構築。

2006年平成18年6月
東京都港区に東京営業所開設。
2006年平成18年9月
東京営業所および関東工場第二期拡張。それに伴い、クリーン制御面積804.1㎡の医薬品製造と同環境の工場を設置。
2007年平成19年6月
本社を大阪市此花区より、東京都豊島区東池袋に移転。

化粧品製造業中心とした企業展開を本格的に始動。

2007年平成19年7月
株式会社モクケンと株式会社コスモビューティーが経営資源の集約の為合併し、株式会社コスモビューティーとして発足。
2008年平成20年4月
株式会社コスモビューティーの子会社である株式会社メディコスにおいて、医薬品製造業許可を取得。

医薬品製造環境に秘めた想い

2009年平成21年3月
西川茂樹が4代目代表取締役社長に就任。
2009年平成21年4月
株式会社メディコスからメディコス製薬株式会社へ社名変更。
2010年平成22年10月
・関東工場第三期拡張。化粧品GMP基準の新工場を新設。
・東京本社を移転。利便性の高い環境へ。
2014年平成26年6月
・大阪支社・大阪研究所を大阪市此花区島屋6丁目へ移転。
・東京本社・大阪本社の二本社制へ移行。
2014年平成26年7月
・山添隆が5代目代表取締役社長に就任。
・西川茂樹が代表取締役会長に就任。
2015年平成27年3月
・企業理念をリブランディングしました。
・埼玉県比企郡小川町に小川倉庫を新設。
2015年平成27年9月
東京本社を池袋から成増に移転。東京研究所新設。
2015年平成27年10月 中国工場「科思美碧伏蒂化妆品(南通)有限公司」を竣工
2015年平成27年11月
ベトナム・ホーチミンに第二工場を竣工。